タバコと筋トレ：タバコがトレーニングにデメリットを与える理由

こんにちは！エターナルフィット厚別店長の矢坂です！

「百害あって一理なし」と言えば何を思い浮かべますか？そう、タバコです。最近は分煙などが進んでいます。喫煙者からは非喫煙者からの目が厳しすぎるとの意見もあるようです。しかし、皆さんもご存知のようにタバコは健康被害を及ぼす可能性のあるものです。今回は特に、筋トレを行う上で喫煙がどのようなデメリットを与えるのか、解説をしていきます！

また、札幌市西区にある提携クリニックである「グッドライフクリニック西町南」は8月1日より「禁煙外来」をスタートさせています。これを機にタバコをやめようと感じた方はクリニックの受診もご検討ください！

喫煙が体に与える影響
1. 肺機能の低下
2. 心血管系への影響
筋トレに与える具体的なデメリット
喫煙をやめることのメリット
具体的な禁煙の方法
1. 禁煙外来の利用
2. ストレスマネジメントと代替行動
まとめ
【当店について】

喫煙が体に与える影響

肺機能の低下

皆さんが真っ先に思い浮かべるのは肺機能の低下なのではないでしょうか。肺機能の低下により、酸素の取り込み効率が悪化します。これにより、有酸素運動や筋力トレーニング中のパフォーマンスが低下します。また、タバコの煙に含まれる有害物質が肺を傷つけ、呼吸困難や慢性閉塞性肺疾患（COPD）を引き起こすリスクが高まります。息を吐きにくい、吐ききれない状態になるので交感神経が優位になり体が慢性的なストレスを感じるようになり、身体的な不調につながります。

心血管系への影響

喫煙は動脈硬化や高血圧のリスクを増加させ、心血管系に大きな負担をかけます。これは、筋トレ時の血流供給や回復力を低下させる原因となります。いわゆるパンプ感を妨げたり、高重量でのトレーニングを行った際に血管系にダメージを与え、さまざまな疾患を引き起こす可能性があります。また、心臓に負担がかかることで、持久力や全体的なパフォーマンスも低下します。

筋トレに与える具体的なデメリット

筋肉の成長と回復の遅延

喫煙は血流を悪化させ、筋肉への酸素供給と栄養供給を阻害します。これにより、筋肉の回復や成長が遅れることになります。研究によると、喫煙者は非喫煙者と比較して筋肉の成長が遅く、トレーニング後の回復時間が長くなることが示されています。

テストステロンレベルの低下

テストステロンは筋肉の成長に重要な役割を果たしますが、喫煙はこのホルモンのレベルを低下させる可能性があります。テストステロンの分泌が少ないと筋肉の発達を阻害し、トレーニングの効果を減少させます。研究では、喫煙がテストステロンの分泌を抑制し、筋力の向上を妨げることが確認されています。

持久力の低下

喫煙による肺機能の低下と心血管系への影響は、持久力の低下を引き起こします。これにより、長時間のトレーニングや高強度の運動が難しくなります。持久力が低下すると、トレーニングの質が低下し、成果を上げることが難しくなります。同じ休憩時間でも持久力や回復力が低いことで「前のセットより一回少ない」、「前のセットより軽くしないと」などのデメリットが生じます。

喫煙をやめることのメリット

筋肉の成長と回復の改善

喫煙をやめることで、血流が改善し、筋肉への酸素供給と栄養供給が向上します。これにより、筋肉の成長と回復が早くなり、トレーニングの効果が高まります。禁煙後、数週間から数ヶ月でこれらの改善が見られることが多いです。

心肺機能の向上

禁煙により、肺機能が回復し、心血管系の健康が向上します。これにより、持久力が向上し、より長時間高強度のトレーニングが可能になります。禁煙は心肺機能の改善に大きな効果があり、トレーニングの質を向上させることができます。

ホルモンバランスの改善

喫煙をやめることで、テストステロンレベルが回復し、筋肉の成長が促進されます。これにより、筋力の向上やトレーニング効果の向上が期待できます。禁煙後、ホルモンバランスが整い、全体的な健康が改善されます。

禁煙はもちろん若いうちに行うほど効果がありますが、45歳もっと早ければ35歳までに行うことで元の水準まで戻る可能性があることが示唆されています。
また、禁煙は病気の有無を問わず、健康改善効果が期待できます。

具体的な禁煙の方法

禁煙外来の利用

クリニック等で行なっている禁煙プログラムを利用することで、禁煙の成功率を高めることができます。禁煙は自分の意思だけでの禁煙は非常に難易度が高いです。パーソナルトレーニング同様、専門家のサポートのもと実施されることを強くお勧めします！

ストレスマネジメントと代替行動

喫煙がストレス解消の手段である方は、瞑想やヨガ、軽い運動などの代替行動を取り入れることで、禁煙後のストレス管理がしやすくなります。これにより、喫煙への欲求を減らし、健康的な習慣を維持することができます。

まとめ

喫煙は筋トレに対して多くのデメリットをもたらします。肺機能の低下、心血管系への悪影響、筋肉の成長と回復の遅延、持久力の低下など、さまざまな面でトレーニングの効果を阻害します。禁煙することで、これらのデメリットを解消し、トレーニングの質を向上させることができます。クリニックの禁煙プログラムや運動や瞑想などでストレスマネジメントを行い、トレーニングの効果をより効率よく享受しましょう！