こんにちは!エターナルフィット厚別店長の矢坂です!
更年期は、女性にとってホルモンバランスの変化により、身体的・精神的にさまざまな不調が現れる時期です。これらの症状に対しては、食事や運動、サプリメントといった対策が一般的ですが、近年では「漢方薬」が自然なアプローチとして注目されています。今回は、更年期の症状を和らげる漢方の効果と、その具体的な利用法についてご紹介します。
漢方とは?
漢方とは、古代中国に起源を持つ伝統医学で、自然界の生薬を組み合わせた薬を用いる治療法です。漢方薬は、身体全体のバランスを整えることを目的としており、病気の根本的な原因を改善することを目指します。更年期においては、ホルモンバランスの乱れや気血の不足が不調の原因と考えられ、これらを改善するための漢方薬が処方されることが多いです。
更年期の主な症状と漢方の役割
更年期には、さまざまな症状が現れますが、漢方薬はこれらの症状に対して全体的にアプローチできる点が特徴です。以下は、更年期の主な症状と、それに対応する漢方薬についての解説です。
ホットフラッシュや発汗
更年期によく見られるホットフラッシュ(のぼせ)や多汗は、体内の「陰陽」のバランスが崩れることで起こるとされています。漢方では、これらの症状に対して「加味逍遥散(かみしょうようさん)」や「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」が用いられることが多いです。
- 加味逍遥散(かみしょうようさん): 気分の不安定さやイライラを和らげ、体内の熱を冷ます効果があります。更年期の初期症状に広く用いられる処方です。
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん): 血行を改善し、ホットフラッシュや冷え性、肩こりなどを緩和する効果があります。特に、体質的に冷えやすい人に適しています。
不安感や抑うつ感
更年期には、ホルモンの変動による気分の変動や抑うつ感が見られることが多いです。漢方では、精神的な安定を促進するために「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」や「抑肝散(よくかんさん)」が用いられます。
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう): ストレスや不安感を和らげ、リラックス効果をもたらします。喉のつかえ感や神経性の胃腸障害にも有効です。
- 抑肝散(よくかんさん): 精神的な緊張を解きほぐし、イライラや不安感を軽減します。更年期に伴う神経過敏や不眠にも効果があります。
疲労感や倦怠感
更年期における慢性的な疲労感や倦怠感には、「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」や「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」が処方されることがあります。これらは、体力を回復させ、エネルギーを補う効果があります。
- 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう): 体力や免疫力を強化し、疲労感を軽減します。病後の体力回復にも用いられる、滋養強壮の代表的な漢方です。
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう): 気力や体力を補い、倦怠感や疲労感を改善します。特に、消化機能が低下している場合に有効です。
睡眠障害
不眠や夜間の目覚めが多くなるのも更年期の特徴です。これに対しては、「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」や「加味帰脾湯(かみきひとう)」が利用されます。
- 酸棗仁湯(さんそうにんとう): 精神を安定させ、自然な睡眠を促進します。特に、心身の緊張が原因の不眠に効果的です。
- 加味帰脾湯(かみきひとう): 心身の疲れを癒し、睡眠の質を向上させます。ストレスや不安による不眠に対応します。
漢方の選び方と注意点
漢方薬は、個々の体質や症状に合わせて選ぶことが重要です。体質に合わない漢方薬を使用すると、効果が得られないばかりか、逆に体調を崩す原因になることもあります。そのため、漢方薬を使用する際は、必ず専門医や漢方の専門家に相談し、自分の体質に合ったものを選ぶようにしましょう。
また、漢方薬は自然由来の成分で構成されていますが、長期的な使用や高用量の摂取には注意が必要です。特に、既存の薬と併用する場合には、相互作用のリスクも考慮する必要があります。
漢方と食事・生活習慣の組み合わせ
漢方薬の効果を最大限に引き出すためには、適切な食事や生活習慣と組み合わせることが重要です。以下に、更年期におすすめの食事や生活習慣を紹介します。
バランスの取れた食事
漢方では、食事もまた薬の一部と考えられます。更年期には、ホルモンバランスを整えるために、栄養バランスの取れた食事を心がけることが大切です。特に、以下の食品を積極的に取り入れると良いでしょう。
- 大豆製品: 大豆イソフラボンは、植物性エストロゲンとして作用し、更年期症状を緩和します。
- 野菜や果物: ビタミンやミネラル、抗酸化物質が豊富で、体全体の調子を整えます。
- 魚類: オメガ3脂肪酸が豊富で、心血管の健康をサポートします。
規則正しい生活習慣
漢方の効果を高めるためには、規則正しい生活習慣も欠かせません。特に、以下の点に注意しましょう。
- 十分な睡眠: 体の回復を助けるために、質の良い睡眠を確保することが重要です。
- 適度な運動: 血行を促進し、ストレスを軽減するために、ウォーキングやヨガなどの軽い運動を取り入れましょう。
- ストレス管理: 瞑想や深呼吸などのリラクゼーション法を活用して、日常的にストレスをコントロールすることが大切です。
まとめ
更年期は、女性にとって大きな転換期であり、さまざまな身体的・精神的な変化が起こる時期です。漢方薬は、これらの変化に対して自然なアプローチを提供し、心身のバランスを取り戻す手助けをします。一方で漢方薬は自然由来の成分で構成されていますが、長期的な使用や高用量の摂取には注意が必要です。特に、既存の薬と併用する場合には、相互作用のリスクも考慮する必要があります。漢方薬を使用する際は、必ず専門医や漢方の専門家に相談し、自分の体質に合ったものを選ぶようにしましょう。
【当店について】
エターナルフィット厚別は,札幌市厚別区のパーソナルジムです。
札幌市の厚別区や白石区、新札幌からだけでなく、江別や野幌からもお越しいただいております。
医師が監修し、トレーナーは健康運動指導士や理学療法士といった資格所有者です。
お客様の目指す目標に応じて全力でサポートさせていただきます。
高血圧や脂質異常症,糖尿病などの生活習慣病や慢性腰痛などをお持ちの方でも安心してご利用いただけます。
気になっている方は是非一度体験にいらしてみてください!
体験はHPもしくお電話からお申し込みください。
エターナルフィットは札幌市内に3店舗ございます。
西町南、円山の方が通いやすいという方はそちらもご検討ください!
🔸エターナルフィット厚別
→→011-375-7666
🔸エターナルフィット西町南
→→011-215-7789
🔸エターナルフィット円山
→→080-3562-4947
メディカルフィットネス
エターナルフィット厚別
住所:札幌市厚別区厚別西2条1丁目3-5 1階
バス停留所:厚別西3条1丁目(白25北都線) 徒歩1分 JR厚別駅より徒歩13分
電話:011-375-7666
駐車場:2台
営業時間:10:00〜20:00 (日曜・祝はノースタッフ)