デスクワークの健康リスクとは？長時間の座り仕事が体に及ぼす影響と予防法

こんにちは！エターナルフィット厚別店長の矢坂です！

皆さんは普段どのくらい椅子に座っていますか？現代ではほとんどの方が「デスクワーク」で、長時間の座り姿勢による影響を受けています。座りっぱなしの生活がどのように健康に影響を与えるのか、そしてそれをどのように防ぐかについて解説をしていきます

血行不良のリスク
姿勢の悪化とその影響
メタボリックシンドロームのリスク
まとめ
【当店について】

血行不良のリスク

長時間の座位は、血液の循環を妨げること可能性があります。特に、足の静脈が圧迫されることで下肢静脈瘤（静脈が膨らみ、ねじれる状態）や深部静脈血栓症（静脈内に血栓が形成される状態）のリスクが高まります。これらの状態は、静脈内の血流が滞りやすくなり、血栓が肺に移動することで致命的な肺塞栓症を引き起こす可能性もあります。

さらに、長時間の座位により足の筋肉が使われなくなると、血液が心臓に戻る力が弱くなり、血液が足の静脈に滞留しやすくなります。これが、むくみや重い感じ、さらには深刻な静脈障害を引き起こす原因となります。

対策: 血行を改善するためには、定期的に立ち上がり、足首を回す運動や、短い散歩を挟むことが効果的です。よく、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれることもありかなり大切な筋肉になります。ふくらはぎの筋肉を動かすことで血流を促進するカーフレイズ（かかと上げ運動）なども良い方法です。座りながら行うことで（膝が曲がった状態で行うことで）主に「ヒラメ筋」を、立った状態で行うことで（膝が伸びた状態で行うことで）腓腹筋をメインに使うことができますのでそれぞれ行ってみてください！

姿勢の悪化とその影響

長時間同じ姿勢で座り続けると、姿勢が悪化しやすくなります。特に、デスクワークでは肩が前に出て猫背の姿勢になりやすく、首や背中、肩に過度のストレスがかかります。この姿勢は、肩こりや腰痛の主な原因となり、さらには頭痛や手足のしびれを引き起こすこともあります。

また、長時間の前かがみの姿勢は腰椎（腰の骨）の自然なカーブを崩し、腰痛を悪化させる要因となります。これにより、腰椎椎間板ヘルニアのリスクも増大します。

対策: 正しい姿勢を維持するためには、椅子の高さを調整し、足の裏全体が床に触れていることが重要です。両足とお尻を結んだ三角形の真ん中に重心が来るように意識してみましょう。

メタボリックシンドロームのリスク

座りっぱなしの生活は、メタボリックシンドロームのリスクを高めます。メタボリックシンドロームは、肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症（高トリグリセライド血症や低HDLコレステロール血症）などのリスク要因が集まった状態です。これにより、心血管疾患（心筋梗塞や脳卒中など）や2型糖尿病のリスクが大幅に増加します。

長時間の座位はカロリーの消費を低下させ、脂肪の蓄積を促進するため、肥満の原因となります。

対策: メタボリックシンドロームの予防には、定期的な運動とバランスの取れた食事が必要です。特に、有酸素運動（ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど）と筋力トレーニング（筋トレ）を組み合わせることで、エネルギー消費を増やし、内臓脂肪の減少を促進します。また、間食を控え、食事の内容を見直すことで血糖値のコントロールを目指しましょう。