こんにちは!エターナルフィット厚別店長の矢坂です。
前回までに脂質について2回に分けてお話をしてきました。前回は最後に「コレステロールについても大切なお話があります!」とお伝えさせていただいたところで終わっていました。
今回はどうしても悪者扱いされがちである「コレステロール」が決して悪者ではないんです!というお話になります。極端に避けていたかもしれないという方は一度読んでいただき、食生活を見直すきっかけにしてみてください。
コレステロールは2つに分けられる
採血をしたことのある方ならご存知かもしれません。コレステロールは「LDLコレステロール」と「HDLコレステロール」の2つに分けられます。
よく善玉コレステロールや悪玉コレステロールなんて言葉とごちゃ混ぜに語られることが多いのですが実は違うんですね。ここから少し解説していきますね。
まず、脂肪酸は水に溶けません。そのため、血中を移動して必要なところに届けるためにタンパク質とくっつきます。そして「リポタンパク」というものになって移動します。
では、なぜ善玉や悪玉と呼ばれているのか。
HDLコレステロール
こちらは末端や血管にあるコレステロールを肝臓に戻す役割を担っています。
LDLコレステロール
逆に肝臓から全身にコレステロールを行き渡らせるような役割を担います。そして、コレステロールは血管内に残ることで動脈硬化などの原因になってしまいます。そのため、全身から戻すHDLが善玉、全身に送るLDLを悪玉と呼ばれているようです。
やっぱり高すぎはダメ?
確かに高すぎは良くありません。先ほどのの話を振り返るとLDLが高いのはよくなさそうに見えます。
一方で総コレステロールと呼ばれるものがあります。こちらの値と死亡率の関係性についてみた韓国の研究報告があります。かなり大規模な研究で2001〜2013年の間に定期検診を受けた方1,300万人を追跡した研究になります研究対象が1,300万人というのはかなり多いですよね…。
さて、先に平均コレステロール値と脂肪率の相関関係を表したグラフがありますのでみていきましょう。
グラフで見てみると
こちらは先ほどの研究報告にあったグラフを引用したものです。横軸が総コレステロール値で右に行くほど高く、縦軸が死亡率で上に行くほど高いといったグラフです。こうして見てみると、確かに総コレステロール値が高いことで死亡率が上がっています。
しかし、グラフはU字カーブを描いています。つまり低すぎることもリスクであり、もっと言うとグラフを見る限りでは低い方が高リスクのようです。
気になる方は論文をリンクに載せてますのでぜひ読んでみてください。
各年代毎のグラフも載っていまして、どれを見ても大体210〜230の間で最も死亡率が低いようです。
そして、各年代で見てもコレステロール値は低い方が死亡率が高いという結果になっていました。先にも述べたように、LDLとHDLの比率は大切です。
一方で、総コレステロール値を適正に保つことも重要になってきます。ここまでの脂質のお話にもあったように脂質を過剰に避けるのは健康上の問題を引き起こします。炭水化物は重要!糖質制限良くないよ!という話もしてきましたが、かといって脂質も削ればいいというものではありませよね。
余談ですが…。
よくコレステロールと聞くと「卵って一日2個までなんでしょ…?」という質問をいただきます。
しかし、この説は今は否定されています。以前に比べるとかなり多くの方に認知していただけているようにも思います。卵はプロテインスコアというタンパク質のクオリティが一番高い食材。
摂取できるコレステロールからはビタミンDも作られるので、骨を強くしたり、筋分解を抑制したり、メンタルに良かったりするために必要になります。
【当店について】
エターナルフィット厚別は,札幌市厚別区のパーソナルジムです。
札幌市の厚別区や白石区、新札幌からだけでなく、江別や野幌からもお越しいただいております。
医師が監修し、トレーナーは健康運動指導士や理学療法士といった資格所有者です。
お客様の目指す目標に応じて全力でサポートさせていただきます。
高血圧や脂質異常症,糖尿病などの生活習慣病や慢性腰痛などをお持ちの方でも安心してご利用いただけます。
気になっている方は是非一度体験にいらしてみてください!
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エターナルフィットは札幌市内に3店舗ございます。
西町南、円山の方が通いやすいという方はそちらもご検討ください!
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