若年性更年期に対する効果的な対策と栄養サポート:生活習慣にも着目しよう

栄養
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こんにちは!エターナルフィット厚別店長の矢坂です!

前回の更年期と栄養素に関する記事はもう読まれましたか?今回は、最近注目されている「若年性更年期(早期閉経)」についてお話ししたいと思います。若年性更年期障害は、20代から40代の若い世代に発症することがあり、ホルモンバランスの乱れや生活習慣の影響で引き起こされます。通常の更年期障害と異なり、突然のホットフラッシュや気分の不安定、疲労感など、若い世代に特有の症状が現れることが特徴です。この記事では、「若年性更年期障害」の原因、症状、そして効果的な対策について詳しく解説します。日々のストレス管理や栄養バランスの取れた食事、適切な運動がどのように症状の緩和に役立つのか、科学的根拠を交えながらご紹介します。

若年性更年期(早期閉経)とは?

若年性更年期とは、通常の更年期が訪れる40代後半から50代半ばよりも早い段階、具体的には40歳未満で閉経を迎える状態を指します。この現象は、早発閉経(Premature Menopause)や早発卵巣不全(Premature Ovarian Insufficiency, POI)としても知られています。

若年性更年期障害には、ホットフラッシュ、月経不順、気分の不安定、疲労感、集中力の低下などの多様な症状が現れます。これらの症状は、ホルモンバランスの乱れや生活環境、ストレスの蓄積によって引き起こされることが多く、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。各症状の具体的な影響とそのメカニズムについて詳しく解説します。

若年性更年期の原因

若年性更年期の原因は多岐にわたりますが、主な要因として以下が挙げられます。

  • 遺伝的要因:遺伝的な背景が影響することが多く、母親や姉妹が早発閉経を経験している場合、そのリスクが高まる可能性があります。
  • 自己免疫疾患:自己免疫疾患によって、免疫システムが誤って卵巣を攻撃し、卵巣機能が低下することがあります。この結果、ホルモン分泌が減少し、閉経が早まることがあります。
  • 医療的介入:がん治療などで行われる化学療法や放射線療法が卵巣にダメージを与えることがあり、それが原因で早期に閉経を迎えることがあります。また、卵巣を切除する手術も若年性更年期の原因となります。
  • その他の要因:喫煙やストレス、栄養不良などの生活習慣が、早期の卵巣機能低下に寄与することがあります。また、原因不明のケースも少なくありません。

若年性更年期の症状

若年性更年期の症状は、通常の更年期と似たものが多いですが、若い年齢でこれらの症状が現れるため、心理的な負担が大きくなることがあります。主な症状としては以下が挙げられます。

  • 月経不順または無月経:月経が不規則になったり、完全に止まってしまうことがあります。
  • ホットフラッシュと夜間の発汗:突然の体のほてりや発汗が特徴で、特に夜間に起こることが多く、睡眠障害の原因となります。
  • 精神的な不調:不安感、イライラ、抑うつ感、集中力の低下などが見られます。これらの精神的な症状は、若い年齢での更年期に対するストレスと密接に関連しています。
  • 骨密度の低下:エストロゲンの減少により骨密度が低下し、骨粗鬆症のリスクが増加します。これにより、骨折のリスクも高まります。
  • 性欲の低下と性機能の変化:性欲の減少や、膣の乾燥、性行為時の痛みが生じることがあります。

若年性更年期と通常の更年期の違い

若年性更年期と通常の更年期の主な違いは、その発症年齢にあります。通常の更年期は平均して50歳前後に訪れますが、若年性更年期は40歳未満で発症します。この年齢の違いが、以下のような影響をもたらします。

  • 心理的影響:若年性更年期は、まだ出産を希望する女性にとって特に心理的な負担が大きいです。突然の閉経により、妊娠の可能性がなくなることが大きなショックとなることがあります。
  • 長期的な健康リスク:若年性更年期は、通常の更年期よりも長期間にわたるエストロゲン不足が続くため、骨粗鬆症や心血管疾患のリスクが増加します。これにより、長期的な健康管理が一層重要となります。

若年性更年期に対する効果的な栄養アプローチ

若年性更年期の症状を緩和し、健康を維持するためには、適切な栄養素を意識的に摂取することが重要です。前回の更年期と栄養素に関する記事と被る部分が多いですがご紹介します!

若年性更年期障害

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは、植物性エストロゲンとも呼ばれ、エストロゲンに似た作用を持つ成分です。若年性更年期によるエストロゲン不足を補う効果が期待でき、ホットフラッシュや骨密度の低下、気分の変動を緩和するのに役立ちます。

摂取の目安: 1日あたり40〜50mgの大豆イソフラボンを摂取することが推奨されます。豆腐、納豆、豆乳など、大豆製品を積極的に取り入れることで、自然に摂取が可能です。

カルシウムとビタミンD

エストロゲンの減少は骨密度の低下を招きます。カルシウムは骨の主要な構成成分であり、ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持するために不可欠です。これらの栄養素を十分に摂取することで、骨粗鬆症のリスクを低減できます。

摂取の目安:

  • カルシウム: 1日あたり800mg以上
  • ビタミンD: 1日あたり10〜20μg(400〜800IU)

乳製品、小魚、緑黄色野菜、日光浴などが効果的な摂取源です。

オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸は、心血管の健康をサポートし、炎症を抑える効果があります。若年性更年期に伴う心血管リスクを軽減するために、オメガ3脂肪酸の摂取は重要です。

摂取の目安: 1日あたり1.6gのEPAおよびDHAを摂取することが推奨されます。青魚(サバ、イワシ、サーモン)や亜麻仁油、チアシードが豊富な供給源です。

ビタミンB群

ビタミンB群は、エネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たします。特に、ビタミンB6とB12はホルモンバランスの調整にも関与しており、若年性更年期に伴う気分の変動や疲労感を軽減するのに役立ちます。

摂取の目安:

  • ビタミンB6: 1.2〜1.4mg/日
  • ビタミンB12: 2.4μg/日

肉類、卵、全粒穀物、ナッツ類などから摂取が可能です。

若年性更年期に対する生活習慣の改善方法

若年性更年期の管理には、適切な栄養摂取だけでなく、生活習慣の改善も重要です。以下に、実践しやすい生活習慣の改善方法を紹介します。

適度な運動

定期的な運動は、骨密度を保ち、心血管の健康を促進するだけでなく、精神的な健康をサポートします。ウォーキングやヨガ、筋力トレーニングなどを取り入れることで、身体全体の健康を維持することができます。

ストレス管理

若年性更年期に伴うストレスは、症状を悪化させる可能性があります。瞑想や深呼吸、リラクゼーション法を活用して、日常的にストレスを緩和することが重要です。また、趣味やリラクゼーションを楽しむ時間を確保することも大切です。

十分な睡眠

良質な睡眠は、ホルモンバランスを整えるために不可欠です。規則正しい睡眠パターンを維持し、睡眠環境を整えることで、若年性更年期に伴う疲労感や気分の変動を軽減することができます。

禁煙と適度な飲酒

喫煙はエストロゲンの分解を促進し、早期閉経のリスクを高めることが知られています。禁煙を心がけることで、若年性更年期の症状を緩和することができます。また、飲酒は適度に抑えることが推奨されます。

まとめ

若年性更年期は、通常の更年期と比較して早い時期に訪れるため、心理的・身体的な負担が大きくなることがあります。しかし、適切な栄養素の摂取や生活習慣の改善を通じて、その影響を軽減し、健康を維持することが可能です。今回ご紹介した栄養アプローチと生活習慣の改善方法を実践しながら、若年性更年期を健康的に乗り切りましょう。

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