男性の更年期障害と栄養管理:LOH症候群(加齢性腺機能低下症)

栄養
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こんにちは!エターナルフィット厚別店長の矢坂です!

更年期と聞くと、女性特有のものだと考えがちですが、実は男性にも「更年期」が存在します。これをLOH症候群(加齢性腺機能低下症)と呼び、男性ホルモンであるテストステロンの減少に伴う身体的および心理的な変化が特徴とされています。

今回は、男性の更年期について詳しく解説し、男性が更年期を迎えるにあたって有効な栄養素や生活習慣の管理方法についてお話しします。特に、ホルモンバランスを整えるための食事やサプリメントに焦点を当てていきます!

LOH症候群とは?

LOH症候群とは、男性が40代から50代にかけて経験する、男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が減少することで起こる一連の症状を指します。女性の更年期と異なり、LOH症候群は徐々に進行し、ホルモンの減少も緩やかであるため、症状が目立たないこともありますが、徐々に身体的・精神的な影響が現れてきます。

LOH症候群の症状

LOH症候群の症状は多岐にわたり、個人差がありますが、以下のようなものが一般的です。

精神的な症状

  • イライラや不安感: テストステロンの減少は、気分の変動や不安感を引き起こすことがあります。
  • 抑うつ感: 抑うつ症状や無気力感が増すこともあります。
  • 集中力の低下: 仕事や日常生活での集中力が低下することがあります。

身体的な症状

  • 筋力低下: テストステロンは筋肉の維持に重要な役割を果たしているため、筋力低下が見られることがあります。
  • 体脂肪の増加: 特に腹部に脂肪が付きやすくなることがあります。
  • 性欲の低下: 性欲が減少し、勃起不全(ED)などの問題が現れることもあります。
  • 骨密度の低下: エストロゲン同様、テストステロンも骨の健康に関与しており、骨粗鬆症のリスクが増加することがあります。

その他の症状

  • 疲労感: 慢性的な疲労感が続くことがあります。
  • 睡眠障害: 不眠や浅い眠りが続くことがあります。
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LOH症候群の原因

LOH症候群の主な原因は、加齢に伴うテストステロンの減少です。テストステロンは思春期に急激に増加し、その後、20代後半から30代にかけてピークを迎えますが、40代以降、徐々に減少していきます。このホルモンの減少が、さまざまな身体的・心理的な変化を引き起こします。

さらに、以下のような要因もLOH症候群の進行を早める可能性があります。

  • ストレス: 慢性的なストレスはテストステロンの分泌を抑制することがあります。
  • 不適切な食生活: 栄養バランスの悪い食事や過度の飲酒、喫煙は、ホルモンバランスを崩す要因となります。
  • 運動不足: 筋力トレーニングや有酸素運動の不足は、テストステロンの減少を加速させる可能性があります。

LOH症候群に対する栄養管理の重要性

LOH症候群の症状を緩和し、健康を維持するためには、適切な栄養管理が非常に重要です。特に、テストステロンの維持・向上を助ける栄養素を意識的に摂取することが効果的です。以下に、特に重要な栄養素とその効果を紹介します。

亜鉛

  • テストステロンの生成に必須: 亜鉛はテストステロンの生成に不可欠なミネラルであり、亜鉛不足はテストステロンレベルの低下を招くことがあります。また、免疫機能の強化にも役立ちます。

摂取の目安: 1日あたり10〜15mgの亜鉛を摂取することが推奨されます。牡蠣、赤身の肉、ナッツ類、豆類から摂取可能です。

ビタミンD

  • テストステロンの維持と骨の健康: ビタミンDは、テストステロンの維持に重要な役割を果たし、骨の健康をサポートします。特に、日光浴を通じて生成されるビタミンDは、テストステロンレベルの向上に寄与することが研究で示されています。

摂取の目安: 1日あたり10〜20μg(400〜800IU)のビタミンDを摂取することが推奨されます。日光浴に加え、魚類、強化乳製品、卵黄などが良い摂取源です。

マグネシウム

  • テストステロンのバランスをサポート: マグネシウムは、テストステロンのバランスを整えるだけでなく、筋肉の機能をサポートし、エネルギー代謝にも寄与します。マグネシウム不足は、疲労感や筋肉のけいれんを引き起こすことがあります。

摂取の目安: 1日あたり300〜400mgのマグネシウムを摂取することが推奨されます。ナッツ類、ほうれん草、豆類、全粒穀物などから摂取可能です。

オメガ3脂肪酸

  • 心血管の健康とホルモンバランスのサポート: オメガ3脂肪酸は、心血管の健康を促進し、炎症を抑える効果があります。また、ホルモンバランスをサポートし、精神的な健康にも寄与します。

摂取の目安: 1日あたり1.6gのEPAおよびDHAを摂取することが推奨されます。青魚(サバ、イワシ、サーモン)や亜麻仁油、チアシードが豊富な供給源です。

ビタミンB群

  • エネルギー代謝と精神的健康のサポート: ビタミンB群は、エネルギー代謝や神経機能をサポートする重要な役割を果たします。特に、ビタミンB6やB12はホルモンバランスの維持に関与し、気分の安定を助けます。

摂取の目安:

  • ビタミンB6: 1.3〜1.7mg/日
  • ビタミンB12: 2.4μg/日

肉類、卵、全粒穀物、ナッツ類などから摂取が可能です。

LOH症候群に対する生活習慣の改善方法

LOH症候群を迎えるにあたっては、栄養管理だけでなく、生活習慣の改善も欠かせません。以下に、LOH症候群の症状を緩和し、健康を維持するための生活習慣の改善方法を紹介します。

定期的な運動

  • 筋力トレーニングと有酸素運動の重要性: 筋力トレーニングは、テストステロンの分泌を促進し、筋力の維持に役立ちます。また、有酸素運動は心血管の健康をサポートし、全体的な体調を整えます。週に3〜4回の運動を目安に、筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせて行うことが推奨されます。

ストレス管理

  • メンタルヘルスを守るための対策: ストレスはテストステロンの減少を加速させる可能性があります。瞑想や深呼吸、リラクゼーション法を取り入れることで、日常的にストレスを緩和することが重要です。また、趣味やリラクゼーションを楽しむ時間を確保することも、ストレス管理に効果的です。

質の良い睡眠

  • ホルモンバランスを整えるための睡眠の重要性: 良質な睡眠は、ホルモンバランスを維持し、身体全体の健康をサポートします。規則正しい睡眠パターンを維持し、睡眠環境を整えることで、アンドロポーズに伴う疲労感や気分の変動を軽減することができます。

禁煙と適度な飲酒

  • ホルモンバランスを守るための生活習慣: 喫煙はテストステロンの分解を促進し、LOH症候群の進行を早めることがあります。禁煙を心がけることで、LOH症候群の症状を緩和することができます。また、飲酒は適度に抑えることが推奨されます。

まとめ

LOH症候群は、男性にとって自然なライフステージの一部ですが、適切な対策を講じることで、その影響を軽減し、健康を維持することが可能です。今回ご紹介した栄養管理と生活習慣の改善方法を実践しながら、男性の更年期であるLOH症候群を健康的に乗り切りましょう!

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